【NEWS 128】脱北11年目につかんだ幸運-苦難の末に辿り着いた脱北「地下鉄道」 南 博士

 北朝鮮難民救援基金は、それほどメディアで注目されている脱北者の支援団体ではない。

 それでもこれまで一度も会ったことのない北朝鮮からの脱北者から救援依頼の手紙を受け取ることがある。脱北者から直接受け取ることもあれば、密かに連携している個人を中継する場合もある。生命の危機から救ってあげるが、自らは手柄話をしない人たちだ。

 私たちと連携する人たちの一人が Helping Hands Korea の活動を熱心に助けているキリスト教の信仰に熱い青年だ。脱北者救援の最前線で静かに活動する青年から、今回救援に成功した脱北者の母娘2人からの手紙だと言ってそのコピーが届いた。彼からの要請を受けて皆さんから寄付された募金の中から30万円を前線に届けた。

 二人は東南アジアルートへの「地下鉄道」を経て希望する韓国に入国許可を得た。

 

 韓国政府から入国許可を得たとの報告を受けました。私たちのチームプレイは成功でした。

 以下は当基金が一家族から受け取った救援依頼の手紙です。

 

【救援依頼者】 

母親:パク・ホンメ (1991119日 会寧出身)

娘:金・ジンヘ (2014318日 咸鏡北道)

 

 私は良い仕事を探して北朝鮮に暮らす家族を助けることを願って、北朝鮮から2013年に脱出し、中国にやってきました。

 しかしながら、私は中国語が話せず、中国の事情も知りませんでしたので、中国人の男性に売られました。その男は私を無視し、娘がいることをさげすんでいました。私は大変な人間的な蔑みに会い、このような男とは一緒に暮らしたくなかったのです。

 それで私は好機をさがし、2018年に娘と一緒に家から逃亡しました。私は香料工場で働きながら娘を養育しました。

 しかし、中国でコロナウィールスの爆発的感染のために、私も働くことができなくなりました。わたしは教会の信仰と支援を受けてコロナ感染症の期間を乗り越えました。

 私は韓国に住みたいです。私と娘は中国にいる時にいつも恐怖で震えていました。

 私たちは、いつ中国公安に捕まるか、そして強制的に北朝鮮に送還されるかもしれない弱き者なのは大変悲しいです。

 どうぞ私たちが韓国に行くのを助けてください。 (翻訳K

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