【News112】招請状 北朝鮮難民救援基金 第22回総会

 

 朝鮮半島での戦火が避けられない状況まで緊張が高まったが、平昌オリンピックを機に一転平和ムードに、そしてシンガポールでの米朝会談へと進んだ。政界の耳目は、北朝鮮の非核化への期待感が一挙に増し、根拠なき楽観主義が蔓延した。

 

シンガポールでの米朝会談は、朝鮮半島の非核化のロードマップも決まらず、トランプ大統領が、北朝鮮の現体制維持を認めるとの言葉さえでるものであった。

 

劇場型の外交ショーに関心は集まったが、非核化交渉は何の進展も見られなかった。それでも米朝の会談への期待は途切れず、2回目の米朝会談が2019年2月ハノイで行われた。しかし金正恩は北の核施設の一部だけの破壊計画を示し、経済制裁の解除を求めたが、トランプ大統領は会談の続行を断念した。首脳会談は完全に失敗に終わった。

 

アメリカ議会やシンクタンクでは北の人権問題に強い関心を示しており、セミナーやシンポジウムが盛んに開かれている。

 

2017年11月米下院の外交委員会では、北朝鮮の自由人権、制裁と情報の流入を願って元駐英北朝鮮公使の太永浩氏を招き、公聴会を開いている。

 

日本では、2019年6月『3階秘書室の暗号』の日本語版が発刊されたのを機会に「ポストハノイ金正恩の核交渉戦略と私たちの対応」と題する非核化と人権問題が論じられた。

 

2019年2月のハノイ会談後にも3度目の米朝会談の可能性のニュースが流れた。交渉が続いていることでアメリカの攻撃がなくなり、北朝鮮は、核開発に費やす時間を稼いでいる。核の保有が政権の命運を握っているとの認識があるので、核カードをサラミのように薄く小出しにして経済制裁解除を狙ってくるだろう。

 

しかし人権問題を無視できない北朝鮮は国際世論の圧力、包囲網が狭まることを恐れている。非核化交渉も人権侵害問題の解消にはなお努力が求められている。

 

つきましては第22回総会を以下の要領で開催しますので出席を賜りたく、ここに招請します。

 

出欠は、書面、Fax,E-mailで10月15日までに北朝鮮難民救援基金あてに送付ください。

 

日時:10月27日  受付13:00

 

開会 13:30  閉会 16:30

 

場所:JICA地球広場セミナールーム

 

〒162-0845 東京都新宿区市谷

本村町10−5 JICA市ヶ谷ビル

交通:JR市ヶ谷、有楽町線市ヶ谷下車

 

お車利用の方に

駐車料金は無料ですが、事前に主催者から施設側に駐車許可を取らなければなりません。駐車ご希望の方は事務局宛にメール:nkkikin@hotmail.com または

FAX:03-3815-8127 でご連絡ください。必要な手続きをします。

総会議案はこちらからご覧ください
第1号・第2号議案.doc
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