【News113】山口市人権ふれあいフェスティバルに初参加 非道な北の人権人道侵害問題の啓発に一石を投じる 椿山光一

12月10日‐16日は「北朝鮮人権侵害啓発週間」とする、と日本政府が平成18年に法96号で定めた。これによって政府のみならず、地方自治体も様々な行事を主催することとなった。山口市が「人権ふれあいフェスティバル」を開催するのはこのような経緯がある。

 

 

北朝鮮難民救援基金は、これまで東京や大阪で北朝鮮人権侵害の啓発に関する行事、イベントを行ってきたが、山口市で行うのは初めての試みだ。「西の京都」とも言われる山口市で人権啓発イベントの展開となり、新しい印象を持つことになった。 

 ここまでこぎつけた背景には、北朝鮮による拉致被害者を救出する団体「救う会山口」の協力と、山口市の「人権を尊重する町を目指す」イベントを推進する人権推進課との出会いが縁となり、北朝鮮難民救援基金の単独ブース出展につながった。

 

 12月14日土曜日、会場の「山口市南総合センターで は、北朝鮮から脱北した人が自ら描いた人権侵害の「イラスト画」や懲罰房の展示など、これまで見たことのない刺激的な内容に驚き、残酷、非道な人権侵害に目を向けていた。

 

 ブースに立ち寄った人たちの多くが、「北朝鮮難民救援基金?初めて聞いた名前だけどどんな活動をしているのか」と質問されることが多かった。説明担当者は基金のリーフレットを示しながら説明した。

 

 北朝鮮による人権侵害問題は、「日本人拉致という我が国の喫緊の課題」だけでは無く、国連人権理事会のCOI報告では「深刻で広範囲で組織的な人権侵害」で「人道に対する罪」だとされている。その内容が具体的な例、例えば強制収容所での拷問、公開処刑、強制労働、堕胎強要、人身売買、意思表示の権利剥奪・・・等)」などイラスト画を交えての説明に、「初めて知った」「本当にひどい」と、絶句する訪問者が多かった。

 

懲罰房モデル品・基金の関連書籍等(ブース左)イラスト画コーナー(右)

 熱心に質問を返して来る人は、基金が脱北してきた人たちを安全な第三国に誘導する活動に驚きを隠さなかった。難民の地位を求めて保護された国から、最終定住地が韓国、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスに及ぶと聞いてびっくり。韓国のNGOと協力して200人以上を韓国に、およそ200人を日本に誘導したと聞いてさらにびっくりという光景が繰り返された。

 

 近年、排他的経済水域での北朝鮮の小型木造船による違法操業で遭難する「漁民」が日本海沿岸に散見されるようになり、それらの人々の日本上陸が日本への難民である場合の対策はどうなっているのかなどの質問も寄せられていた。多くの質問に改めて関心の高さに気付かされました。ご協力いただきました山口市人権推進課、「救う会山口」の皆さんに感謝申しあげます。

 

一緒に仲良く並んで、最後に各組織がお声掛けし、それぞれのパンフレットを配布 

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